リベルテールの社会学

隈栄二郎のブログ ―生きている人間の自由とは、私の自由と、あなたの自由のことだ。そして社会科学とは、この人間の自由を実現する道具だ。

大学には行きたいんだけど、という方に

 こんにちは。日本気象協会によると今日以降、日本は「厳しい寒さ解消 春の足音が次第に近づく」そうです。東京地方これから少し暖かく。
 ところで、今日は気持ちの都合により本題兼お役立ち情報を先に。
 
 20歳前の方々には、そろそろ4月から大学へ行くか行かないかが分かれる季節。
 本題は、行きたいんだけど行けない方用。いつも書くように授業料全額免除の大学もあるんですが、だからってお金をくれるのは防衛大学校くらいですからね。
 さて、勉強なんか本を買えば出来ます。借りても出来ますが、はじめのうちは基本的な教科書を買って、よく何度も読みこむのがいいです。で、そこに載ってる参考文献を借りて読む習慣が出来れば、べつにバイトばかりしてる大学生に劣るなんてことはありえません。
 問題は世間体(せけんてい)。
 国立大学の学歴がないのはほとんどしょうがないね、実際行ってないんだし。
 だけど大卒の資格は、夜学でも通信制でも取れますよ。私らの年代付近では、先輩にも友達にも、私立六大学の夜間の卒業生がいっぱいいます。公立なら都立大ね、(首都大学東京)。
 通信制は大変みたい。日大通信教育部を7年かかった人がいますが、すごいと思う。メンタルがね。高校では1500mの選手だって。
 で、学歴なんかいらないけど、なんか引け目が、という方。大学卒の人間並みになりたいと他人と張り合うならば、法律も経済も日本史も文学史も何も知っている必要はありません。自分の好きなことの知識さえ継続して得ていけば、あとは、ここからがポイント。日本語の本と英語の本が読めればよい。
 嘘つけ?
 いやいや嘘ではない。大方の大学院の社会人入試で求められるものは、語学と小論文と面接だけです(あと、どこでもいい大学の卒業証書は要りますが)。教授も他の科目の知識など興味はない、学生も比べられるのは、専門科目以外は、語学力だけ。世の中そういうものです。大学院へ行けといっているのではなく、23歳になって、さて他人に何を比べられるか、ということをお話しました。現実には、中にはクズみたいな学歴信仰者もいますが、そういうのは、お友達もいない可哀想なクズですから、付き合わなければいいだけ。
 でも、30歳も過ぎてしまって忙しい方だと、「英会話ならまだしもいまさら英語の本なんて」、という方もおられるでしょうが、今言ったのは、あくまで他人が他人の立場であなたを評価する場合のことです。
 他人と比べるのではなく実質を求めるだけでいいのなら、基本は、日本語の本が読めればいいのです。でもなんとか日本語は読めて欲しいものです。もちろん外国人なら、「母国語は読めて欲しい」ということですが。読めた結果、800字ならいつでも書ける、ということであれば、これも重要なポイントですが、実質的に何も劣っているところはありません。
 800字書くって大変ですけどね。たぶんこれは、本をたくさん読むより、実際に書くほうがいい。 書くのが苦手な人は、1ヶ月に、「お客様への案内文書」を10個、「企画書本文」を5個書き写して、同じ書類を3回繰り返して写せば(実質合計6日でいかが?)、若い人の1ヶ月はすごい、そうとう力がつくと思うぞ。できるなら同じ書類をもう1ヶ月やれば、完璧では? で、力はなるべく十代のうちにつけたほうがいいです。そのうち「そんなばかばかしいことしないでも」という内部の誘惑が強くなって、やれないから。なんでも後で役に立つことはばかばかしいものです。わけのわからないうちに、勢いで、1、2ヶ月やってみることをお勧めいたします。
 
 というわけで、きょうはこれだけ。ニュース感想もなし。くだらないし。
 あ、でもくだらなくないのをいれとこうか。「学校法人・大阪医科大学大阪府高槻市、現・大阪医科薬科大学)のアルバイト職員だった50代の女性が、正職員との待遇格差は違法として、法人に約1270万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁は15日、請求を退けた1審・大阪地裁判決を取り消し、約110万円の支払いを命じた。」(毎日新聞)おお、すげえ、って感じ。高裁も制覇。判決が重なる。今のままでは労働者階層が不安定すぎるからね。これで労働配分が安定化して、労働者トータル底辺化も近いね。いや、イヤミでも喜びでもなく、世の中はそういうものだ、ということです。
 
 さて、皆様におかれましてはくれぐれも日頃の用心を。『悪いことなど、私には起きない、俺の家族には起きない、5分前なんでもなかったんだから、1秒後もなんでもない』。そんなことは一切ございません。誰かに起きたことは1秒後は自分に、家族に、起きます。別に吹雪でなくとも起きます。道路が凍ってなくても起きます。世の中とはそういうものです。どうしろっちゅうねん、といわれれば、最善の注意を払い、起きても対処できるように、ということです。横断歩道で信号待ちのとき、前に鉄柵はありますか? 信号機鉄柱の陰にいますか? 転んでも手をつけるように、いつも片方の手は空いていますか?
 明るくない話題ですが、世の中そういうものです。